クラミジア検査は痛い?尿・うがい・肛門の検査方法と痛みの少なさ
「クラミジアの検査を受けたいけれど、痛いのが怖い」「尿道に綿棒を入れると聞いて、受診をためらっている」検査のイメージから、なかなか一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
クラミジアの検査は、調べる部位によって方法が異なります。いだてんクリニックでは、尿やうがい液など、痛みのない方法で検査を受けることができます。肛門の検査が必要な場合も、綿棒を数センチ入れるだけで、強い痛みはありません。
この記事では、部位ごとの検査方法と痛みの有無、痛みの少ない検査でも精度に問題がない理由を解説します。
クラミジア検査は痛みの少ない方法で受けられる
クラミジアの検査というと、尿道やのどに綿棒を入れる、痛い検査を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし現在は、体への負担が少ない方法で検査を受けることができます。
| 部位 | 当院の検査方法 | 痛み |
|---|---|---|
| 性器(男性) | 尿検査 | ありません |
| 性器(女性) | 腟の分泌物を 自分で採取 | 強い痛みは ありません |
| のど | うがい液 | ありません |
| 肛門 | 綿棒を数センチ 入れる | 強い痛みは ありません |
どの部位を検査するかは、心当たりのある行為によって変わります。性器の検査に加えて、オーラルセックスの機会があった場合はのど、アナルセックスの機会があった場合は肛門の検査も検討します。
いだてんクリニックにも「検査が痛くないか心配」というお問い合わせが寄せられます。痛みへの不安から検査を先延ばしにする必要はありません。不安なことがあれば、受診時に遠慮なくお伝えください。
部位ごとの検査方法と痛み
ここでは、部位ごとの検査方法と痛みについて4点に分けて解説します。
性器(男性):尿検査
男性の性器のクラミジアは、尿を採って調べます。指定された容器に、排尿を始めたときに最初に出てくる尿(初尿)を採って提出するだけなので、痛みはありません。
尿道にいるクラミジアは、排尿の最初に尿と一緒に流れ出てくるため、出始めの尿で調べることができます。採尿の方法は、受診時の案内に従ってください。
性器(女性):腟の分泌物を自分で採取
女性の性器のクラミジアは、腟の分泌物を綿棒でぬぐって調べます。いだてんクリニックでは、患者さんご自身が綿棒で分泌物を採取する方法(自己採取)で行っています。
医師や看護師による内診は必要なく、ご自身のペースで採取できるため、強い痛みを伴う検査ではありません。女性も尿検査を受けることはできますが、腟の分泌物の検査に比べて精度がやや落ちるため、一般には自己採取のほうが適しています。
なお、トランスジェンダー男性で、腟を用いた性行為があり、腟の分泌物の採取に抵抗がある場合は、必要に応じて尿検査で代わりに検査することも可能です。
のど:うがい液
のどのクラミジアは、うがい液で調べます。検査用の液体を口に含んで30秒ほどうがいし、容器に出すだけなので、痛みはありません。
のどの奥を綿棒でこする検査のように、えずいたり、痛みを感じたりすることはありません。のどに感染したクラミジアは症状が出ないことが多いため、オーラルセックスの機会があった場合は、症状がなくてものどの検査を受けることが大切です。
のどの痛みと性感染症の関係については、下記のページも参考にしてください。
肛門:綿棒を数センチ入れる
アナルセックスの機会があった場合は、肛門の検査も検討します。肛門の検査は、綿棒を数センチ入れて回すだけで、奥まで入れる必要はありません。強い痛みはありません。
肛門の検査に抵抗がある方もいるかもしれませんが、短時間で終わります。肛門の感染は症状が出にくく、性器やのどの検査では見つからないため、心当たりがある場合は検査を受けることをおすすめします。
痛みの少ない検査でも精度に問題はない
「痛くない検査は、精度が低いのでは」と心配される方もいるかもしれません。しかし、尿やうがい液による検査は、論文やガイドラインでも有用性が示されています。
・男性の性器の検査では、尿が最も適した検体とされている
・女性の腟の分泌物は、自分で採取しても医師が採取した場合と同じ程度の精度がある
・のどの検査では、うがい液でもクラミジアを検出できることが海外の研究で報告されている
・採取した検体は、クラミジアの遺伝子を調べる精度の高い検査で調べる
米国のCDC(Centers for Disease Control and Prevention:疾病予防管理センター)のガイドラインでは、男性の性器のクラミジアの検査に最も適した検体として、出始めの尿が挙げられています。女性では腟の分泌物が最も適しており、患者さん自身が採取した場合も、医師が採取した場合と同じ程度の精度があるとされています。
(出典:CDC「Chlamydial Infections - STI Treatment Guidelines」)
のどの検査については、米国の研究で、男性と性行為をする男性561人を対象に、うがい液と咽頭を綿棒でぬぐう方法が比較されています。うがい液を用いた遺伝子検査でも咽頭クラミジアが検出され、参加者からは検体採取方法として受け入れやすいと評価されました。
検査の種類と受けられる時期
当院では、クラミジアは感染の可能性がある行為から24時間以降に検査が可能です。尿・腟の分泌物・うがい液・肛門のいずれの検査も、24時間以降であれば受けることができます。
クラミジアの検査には、通常検査と即日検査があります。
| 検査の種類 | 検査方法 | 結果が出るまで |
|---|---|---|
| 通常検査 | PCR検査 | 後日 |
| 即日検査 | 抗原検査 | 30分 |
通常検査で行うPCR(Polymerase Chain Reaction:ポリメラーゼ連鎖反応)検査は、クラミジアの遺伝子を調べる精度の高い検査で、性器・のど・肛門のすべての部位に対応しています。結果を早く知りたい場合は即日検査(抗原検査)があり、結果まで30分で確認できます。なお、即日検査は自費のみの対応で、肛門には対応していません。
クラミジアは症状が出ないことが多いため、心当たりのある行為があった場合は、症状の有無にかかわらず検査を受けることをおすすめします。
男性の性病検査を受ける時期については、下記のページも参考にしてください。
症状がなくても検査を受けるべき理由については、下記のページも参考にしてください。
いだてんクリニックでのクラミジア検査
いだてんクリニックでは、クラミジアをはじめとする性感染症の検査・治療に対応しています。性器だけでなく、のどや肛門など複数の部位の検査をまとめて受けることができます。
「痛みが心配」「どの部位を検査すればいいかわからない」という段階でも問題ありません。医師が心当たりのある行為をお聞きしたうえで、必要な検査をご提案します。検査方法について不安や抵抗があることも、遠慮なくお伝えください。
いだてんクリニックは大阪院・博多駅前院の2院で診療しています。大阪院は天満駅・扇町駅から、博多駅前院は博多駅からアクセスしやすい場所にあります。診療時間は院によって異なりますので、ご希望の院を選択して予約画面からご確認ください。
受診の流れについては、下記のページも参考にしてください。
性感染症の検査内容や治療については、下記のページも参考にしてください。
検査ごとの費用については、下記のページも参考にしてください。
まとめ
・クラミジア検査は、部位によって方法が異なる
・当院では、男性の性器は尿検査、のどはうがい液で、どちらも痛みはない
・女性の性器は腟の分泌物を自分で採取する方法で、強い痛みを伴う検査ではない
・肛門の検査は綿棒を数センチ入れるだけで、強い痛みはありません
・尿道やのどに綿棒を入れる検査は体への負担が大きく、現在は尿やうがい液でも十分な精度で検査できる
・クラミジアは感染の可能性がある行為から24時間以降に検査できる
クラミジアの検査は、痛みの少ない方法で受けることができます。痛みへの不安から検査を先延ばしにするより、早めに検査を受けて安心することが大切です。いだてんクリニックでは、尿やうがい液などの負担の少ない方法で、複数の部位の検査をまとめて受けることができます。
よくある質問
クラミジア検査は痛いですか?
いだてんクリニックでは、男性の性器は尿検査、のどはうがい液で検査するため、痛みはありません。女性の性器は腟の分泌物を自分で採取する方法で、強い痛みを伴う検査ではありません。肛門の検査も綿棒を数センチ入れるだけで、強い痛みはありません。
尿道に綿棒を入れる検査はありますか?
いだてんクリニックでは、男性の性器の検査は尿で行います。尿道に綿棒を入れて採取する検査は痛みや不快感を伴いやすい方法ですが、男性の性器のクラミジアは、出始めの尿で十分に調べることができます。
痛くない検査でも、精度は大丈夫ですか?
はい、問題ありません。CDCのガイドラインでは、男性の性器の検査に最も適した検体は出始めの尿とされ、女性の腟の分泌物は自分で採取しても医師が採取した場合と同じ程度の精度があるとされています。のどの検査も、うがい液を用いた遺伝子検査でクラミジアを検出できることが海外の研究で報告されています。
のどの検査で、えずいたりしませんか?
いだてんクリニックでは、のどの検査にうがい液を使用しています。検査用の液体で30秒ほどうがいをして容器に出すだけなので、のどの奥に綿棒を入れることはなく、えずいたり痛みを感じたりすることはありません。
肛門の検査に抵抗があります。
肛門の検査は、綿棒を数センチ入れて回すだけで、奥まで入れる必要はなく、強い痛みはありません。短時間で終わる検査です。不安や抵抗があることは、受診時に遠慮なくお伝えください。
検査は性行為の翌日でも受けられますか?
はい、受けられます。当院では、クラミジアは感染の可能性がある行為から24時間以降に検査が可能です。症状が出るのを待つ必要はありません。