LOH(男性更年期)外来

最近、疲れがひどい、やる気が出ない、性欲がわかない、眠れない、が続いていませんか?もしかしたら、それはLOH症候群(男性更年期障害)かもしれません。

当院では、LOH症候群(Late Onset Hypogonadism、読み方は「ロー」症候群、男性更年期障害とも言われる)に関する専門的な診察を行っております。

当院では、トランスジェンダーの方々に対して、様々なホルモン検査・ホルモン療法を行ってまいりましたが、その中でLOH症候群のシス男性からの相談が増えております。

LOH症候群は、近年世界的に注目されていますが、国内では治療薬(特に短期男性ホルモン製剤)の供給不安定や治療薬の一部に認定医の制度が必要であること、診断や治療が専門的な知見が必要であることから、診療を行える場所が限られていました。

当院では、テストステロン認定治療医の元で、適切なホルモン治療や今後の方針を患者様と相談することができますのでどうぞご安心ください。

LOH(男性更年期)外来は、すべて自費診療(保険外診療)となります。

男性更年期(LOH)外来に関するご質問がありましたら、当院の公式LINEからお問い合わせください。

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LOH外来でできること

LOH症候群は、日本では約600万人もの方がいると言われており、2000年代初めより世界的に指摘されるようになった病気です(現在では男性更年期障害よりもLOH症候群と表現されることが多いです)。

LOH症候群は「加齢やストレスに伴う男性ホルモン(テストステロン)低下による症候群」と定義されますが、肥満やメタボリックシンドロームと密接な関係があることも知られています。

男性ホルモンは、精子形成や筋力増強だけでなく、筋肉や骨、中枢神経系や前立腺、性機能や排尿機能など様々な機能を持っており、加齢やストレスなどによって、これらに支障をきたした状態を指します。

性機能低下だけでなく、勃起障害や、精神症状としての認知機能低下や気分変調、睡眠障害など様々な症状が出ることが知られていますが、専門的な診察ができる病院が少なく、多くの方が診断に至らなかったり適切な治療を受けられなかったりしている現状があります。

当院では、テストステロン治療認定医が検査や治療など、多岐にわたって専門的な診察とアドバイスが可能な上、治療薬として注射薬だけでなく、飲み薬や塗り薬など、患者様の負担の少ない治療が可能です。

分類男性女性
原因男性ホルモンの低下女性ホルモンの低下
時期特に決まっていない
(40歳代以降いつまでも)
閉経の前後5年
(50歳前後)
期間終わりがない閉経後5年ほどで症状が落ち着く

カウンセリング・検査

LOH症候群の症状が疑われる方や検査をご希望の方は、医師との診察の上、精密検査を受けていただけます。

LOH症候群の検査時に、性感染症一式の検査も特別料金で可能です。

すでに治療中の方で、今後の治療などについて悩んでいる方の治療相談も承ります。

ホルモン療法

従来、LOH症候群に対しては短期男性ホルモン製剤の使用が一般的でしたが、昨今は短期男性ホルモン製剤の供給が極めて不安定である上、ホルモン投与後の血中ホルモン値に非常に波があることで、ホルモン投与による副作用も出やすいことが問題でした。

当院では、塗り薬だけでなく、長期男性ホルモン製剤(ネビド、飲み薬・注射薬)を導入しており、治療をより安価に、かつ楽に行うことが可能です。

個人の判断で、ホルモン治療を行うことは非常に危険です。必ず医師の診察のもとで、治療を行ってください。

ホルモン療法に伴う定期検査・ED治療

ホルモン補充療法を開始すると、多血症・肝機能障害など様々な疾患のフォローを行う必要があります。

LOH症候群の方は、元々これらの合併症をお持ちの方も多く、当院では内科疾患を含めてすべてフォローすることができます。

また、ED治療薬はLOH症候群自体にも治療効果があるとされており、当院で同時に相談や治療も可能です。

生活習慣病の検査

肝機能や腎機能、脂質異常症、尿酸値検査、ホルモン値、などを調べます。検査結果をみて、必要に応じてホルモン投与量の調整を行います。

血栓症の検査

ホルモン療法に伴う合併症として血栓症のリスクがあります。

血液検査だけでなく、必要であれば下肢超音波検査や心エコー、頸部エコーを行い、脳梗塞や心筋梗塞の評価などを含めて包括的に診療を行うことができます。

ED治療薬の相談

当院は、開院当初からED治療薬の相談や治療を行ってまいりました。

患者様のご希望に合わせて、最適なED治療薬の提案を行っております。

ホルモン療法

ホルモン療法に関して、男性ホルモン・女性ホルモンそれぞれの選択肢や副作用をまとめます。

ホルモン療法の選択肢

テストステロン補充療法

薬の選択肢:

注射:短期持続型男性ホルモン(エナルモンデポー125mg、250mg)、長期持続型男性ホルモン(ネビドジェネリック)

塗り薬:グローミン、1UPフォーミュラ

主な適応:

男子性腺機能不全(類宦官症)、造精機能障害による男子不妊症、再生不良性貧血、骨髄線維症、腎性貧血

主な副作用:

多血症、肝機能障害

「ネビド」とは

「ネビド」は、ドイツのシェーリング社で製造されている薬剤で、テストステロン不足によって引き起こされる男性更年期障害やGD(性別不合)の治療(ホルモン補充療法)に使用されます。

日本では未承認ですが、ヨーロッパやアメリカではすでに認可され使用されており、安全性の高い薬剤です。

特に、LOH症候群の方には、内服薬(のみ薬)が体の負担が少なく、通院回数を減らすことができ、安全に治療を行うことができます。

ネビドジェネリックの内服薬(ウンデカン酸テストステロン内服薬)は、米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)で承認されており(元ページはこちら)、男性ホルモン維持に有効で重大な副作用リスクの増加はみられなかった、と学術的に報告されています(元ページはこちら)。

ホルモン療法に必要な検査

ホルモン療法中は、多血症・肝機能障害などを合併しやすくなります。

また、ホルモン量を定期的に計測する必要があります。許容量を超えたホルモン補充療法は、時に致死的な合併症を生むこともあります。

当院では、ホルモン補充療法を開始・継続する際には、採血とホルモン測定を行うことを推奨しております。

初回採血セット

検査内容:血算、肝機能、腎機能、電解質、尿酸、CK、TG、LDL、HDL、血糖、HbA1c、亜鉛、マグネシウム、ビタミンD、甲状腺機能検査、テストステロン、遊離テストステロン(10,000円)

希望の方:PSA(2,000円、税込)

性感染症検査(希望の方):HIV、B型肝炎、梅毒、淋菌、クラミジア(性器・のど・肛門3か所)(10,000円、税込)【通常24,000円相当】

継続採血セット

ホルモン値の計測:テストステロン、遊離テストステロン(3,000円、税込)

生活習慣病検査(希望の方):血算、肝機能、腎機能、電解質、尿酸、CK、TG、LDL、HDL、血糖、HbA1c(3,000円、税込)

LOH(男性更年期)外来は、基本的に自費診療のみ行っておりますが、患者様の基礎疾患などに応じて、血液検査などを保険診療で行うことができる場合もあります。

詳しくは、医師にお問い合わせください。

費用・料金

LOH(男性更年期)外来は原則自費診療とさせていただきます。

自費診療の料金に関しては、以下の料金システムで算出いたします。

料金システム

(料金)=(診察料)+(検査代)+(お薬代)

診察料

診察料は初診・再診によって、異なります。

当院を保険診療・自費診療に関わらず、1度でも受診したことのある方は、再診の費用となります。

初診・再診料

初診料:2,500円、再診料:1,000円

検査代

検査代は、次の通りです。

検査の種類 費用(税込) 検査結果*
初回ホルモン療法採血セット
(ホルモン検査込)
10,000円 2〜3日後
初回性感染症検査セット 10,000円
(通常24,000円)
4~5日後
継続採血セット
(2回目以降の方)
3,000円 2〜3日後
テストステロン+遊離テストステロン 3,000円 4〜5日後
PSA検査 2,000円 2〜3日後
Dダイマー
(血栓症リスクの評価)
1,500円 2〜3日後

*検査結果の報告日数は、「検査開始日」からの目安となります。当日の夕方以降や日・祝・年末年始の検体は、翌営業日が「検査開始日」となります。自費診療の場合は、メールから確認可能です。

治療費

ホルモン療法の費用は、次の通りです。

当院では、長期持続型男性ホルモンの飲み薬や、塗り薬を扱っており、様々な治療選択が可能です。

種類製剤費用(税込)
長期持続型
男性ホルモン
ネビドジェネリック内服薬
(Cernos capsule)
1箱:5,000円/30錠
3箱:14,000円/90錠
6箱:27,000円/180錠
ネビドジェネリック
(Cernos injection)
18,000円*
男性ホルモン
クリーム
グローミン
(1%テストステロン皮膚外用剤)
4,100円
1UPフォーミュラ
(5%テストステロン皮膚外用剤)
自費処方箋費用:2,200円
(+薬剤費用)**
短期持続型
男性ホルモン
エナルモンデポー125mg
テスチノンデポー125mg
2,500円
エナルモンデポー250mg3,500円

*ホルモン測定の費用が含まれています。

**1UPフォーミュラは、当院で自費処方箋費用2,200円(税込)をお支払いいただき、専門の薬局にて、薬剤費用を別途お支払いいただきます(約12,100円)。

当院では、ED治療薬も処方が可能です。料金は、次の通りです。

薬品名規格費用(税込)
(先発品)バイアグラ
(後発品)シルデナフィル
バイアグラ50mg1錠 1,600円/10錠 14,000円
バイアグラODフィルム50mg1錠 1,200円/10錠 11,000円
シルデナフィル50mg1錠 1,000円/10錠 9,000円
(先発品)レビトラ
(後発品)バルデナフィル
*レビトラは取り扱いなし
バルデナフィル10mg1錠 1,500円/10錠 13,000円
バルデナフィル20mg1錠 1,700円/10錠 15,000円
(先発品)シアリス
(後発品)タダラフィル
シアリス10mg1錠 1,800円/10錠 14,000円
シアリス20mg1錠 2,000円/10錠 18,000円
タダラフィル10mg1錠 1,400円/10錠 12,000円
タダラフィル20mg1錠 1,600円/10錠 14,000円
お試しセットタダラフィル10mg+
バルデナフィル10mg+
シルデナフィル50mg
3,400円

診察の種類と流れ

LOH(男性更年期)外来は、当院の他の科と同様、予約優先制とさせていただきます。

直接のご来院は、待ち時間が長くなることが想定されますので、事前にご予約および問診票のご記入をお願い致します。

step1

予約

当院の公式ホームページの「対面診療」からご予約をお願いします。

step2

問診票の記入

予約完了後、公式LINEまたは予約完了メールの下に記載されているリンクをクリックし、問診票の記入を行なってください。

step3

当日にご来院

当日、ご予約の時間にご来院ください。受付で番号をお渡しし、検査や会計などを含めて番号でお呼びいたします。

step4

医師の問診・診察

問診票に基づき、以下の通り、適切なアドバイスや検査、治療を行います。

この記事を監修した医師

<医師 塩尻 大輔>
パーソナルヘルスクリニック院長、医学博士。
国立国際医療研究センター(東京都新宿区)とパーソナルヘルスクリニックにて、HIVやPrEPをはじめ、性感染症・性病検査に関する科学的根拠に基づいた正しい知識と、患者様の心に寄り添った医療を提供されています。
日本生まれですがアフリカのケニア育ちで、現地でも医師免許を取得しており、医療支援や教育支援等を実施されています。
当院でも非常勤医師として診療いただいております。