性感染症について

性病を1回の受診で検査・治療したい方へ~即日検査・治療できます~

性病を1回の受診で検査・治療したい方へ~即日検査・治療できます~

性感染症の分野では通常、検査や治療で複数の日数を必要とします。

検査結果や治療のために何度も通院するのは苦痛ですよね。当院では、検査を受けた当日に治療することが可能です。

ここでは来院してその日のうちに検査結果が出る即日検査と治療ができる即日治療に関して解説していきます。

この記事で言いたい事

・当院では、多くの性感染症で即日検査・即日治療を行うことができる。

・性感染症は、通常検査、治療、確認検査などに複数の日数が必要だが、当日に治療まで完結することができるため、精神的に楽であり、パートナーの不要な感染も防ぐことができる。

・即日検査の検査精度は、通常検査と比べ下がるものもあるため、状況に応じて医師と相談が必要である。

目次の各項目をクリックすると、記事の途中までジャンプすることができます。

即日検査とは

検査には通常検査と即日検査があります。

即日検査は検査結果が早く知りたい方やその日に検査の証明書が欲しい方などにおすすめです。検査結果は約30分程度で知ることができます。

即日検査とは

こんな人におすすめ:早く結果が知りたい、早く検査結果の証明書を提出したい

検査可能な項目:HIV・B型肝炎・梅毒(TP抗体)・淋菌(性器・のど)・クラミジア(性器・のど)・おりもの(カンジダ・一般細菌・トリコモナス)・亀頭包皮炎・性器ヘルペス・薬物反応検査(トライエージ)

検査結果:検査後30分程度で医師から説明いたします。

即日治療が可能で、お薬が必要な場合は院内でお渡しします。

即日検査は全て保険適用外となります。

検査可能な時期

淋菌:感染機会の翌日から

クラミジア:感染機会の翌日から

クラミジアや淋菌の即日検査は、通常の検査(2~3日後に結果確認)に比べ、検査の精度(感度といいます)が悪くなります。急いでいなければ通常検査(PCR検査)がおすすめです。

梅毒:感染機会から4週間以降

梅毒に以前かかったことのある方は、即日検査で陽性の判定となる可能性があります。

HIV:感染機会から4週間以降

B型肝炎:感染機会から4~6週間以降

【即日検査】


検査項目費用(税込)部位
HIV抗原抗体検査
(第4世代即日検査)
7,000円血液
梅毒(即日)7,000円血液
B型肝炎
(HBs抗原即日検査)
7,000円血液
淋病(即日)7,000円のど/性器
クラミジア(即日)7,000円のど/性器
おりもの検査(即日)
(腟カンジタ・
トリコモナス・
細菌性腟炎)
4,500円*性器
ヘルペス(即日)**7,000円性器/肛門
HIV・梅毒
即日セット
12,000円血液
梅毒・B型肝炎
即日セット
12,000円血液
HIV・梅毒・B型肝炎
即日セット
15,000円血液
淋病・クラミジア
(1部位)
即日セット
12,000円のど/性器
淋病・クラミジア
(2部位)
即日セット
21,000円のど/性器
梅毒・B型肝炎
淋病・クラミジア
(1部位)
即日セット
23,000円血液/のど/性器
HIV・梅毒・B型肝炎
淋病・クラミジア
(1部位)
即日セット
25,000円血液/のど/性器
トライエージ***
(薬物反応検査)
6,000円(尿検査)

*おりもの検査の結果は医師からご説明しますので、診察料が別にかかります。

**症状がある方のみ、検査が可能です。症状がなく感染が不安な場合は、ヘルペス抗体検査をおすすめします。

***薬物反応検査の結果は医師からご説明しますので、診察料が別にかかります。

通常検査とは

こんな人におすすめ:きちんと調べたい方(感度が高い検査です)

検査可能な項目:HIV(抗原、抗体、リアルタイムPCR)・B型肝炎(抗原、抗体)・C型肝炎(抗体)・梅毒(TP抗体・RPR、定性検査)・淋菌(PCR検査、性器・のど・肛門)・クラミジア(PCR検査、性器・のど・肛門)・マイコプラズマ・ウレアプラズマ・ヒトパピローマウイルス(低リスク、高リスク)、単純ヘルペス1型2型・単純ヘルペスIgG/IgM抗体

検査結果:自由診療の場合、後日メールで確認いただけます。保険診療の場合、対面で結果をご説明します。

自由診療の場合、ご希望があれば、結果を待たずに即日治療を始めていただくことも可能です。

保険診療の場合、検査結果の陽性項目について、治療を行います。

【通常検査】

検査項目費用(税込)検査結果*部位
淋病PCR4,500円3〜4日後のど/性器/肛門
クラミジアPCR4,500円3〜4日後のど/性器/肛門
梅毒(定性/定量検査)各5,000円4〜5日後血液
B型肝炎(抗原/抗体検査)各5,000円2〜3日後血液
C型肝炎抗体検査5,000円2〜3日後血液
HIV抗原・抗体検査5,000円1〜2日後血液
HIVリアルタイムPCR11,000円7〜10日後血液
マイコプラズマ
ウレアプラズマ
各9,000円7〜10日後のど/性器/肛門
ヒトパピローマウイルス
(低リスク型)
9,000円5〜14日後のど/性器/肛門
ヒトパピローマウイルス
(高リスク型)
7,000円5〜7日後のど/性器/肛門
ヘルペスIgM抗体6,000円3〜5日後血液
ヘルペスIgG抗体6,000円3〜5日後血液
ヘルペス1型・2型6,000円7〜10日後血液

*検査結果の報告日数は、「検査開始日」からの目安となります。当日の夕方以降や日・祝・年末年始の検体は、翌営業日が「検査開始日」となります。自由診療の場合は、Webから確認可能です。

即日検査・通常検査ともに、お得なセット料金のご用意があります。詳しくは、料金表をご覧ください。

即日治療とは

当院では、自由診療であれば治療の結果を待たずに治療を開始(即日治療)することができます

保険診療では、医師が保険適応があると判断した場合、まずは検査を行い、検査結果が判明してから治療薬を処方いたします。

治療をなるべく早く開始し、早く治療を終えたい人

自由診療の場合、尿道炎などの性病の症状と思われるものが出ている場合や、パートナーが検査をして陽性となった場合などには、性病にかかっている可能性が高いので治療を開始することができます。

症状がない場合は、保険適応はありません。保険診療では通常検査を行い、検査結果に基づき治療を行います。

厚生労働省の規定に基づいて混合診療*を防ぐため、下記に注意してください。

・自由診療で検査を行った場合は、自由診療による治療を行います。

・保険診療で検査を行った場合は、検査結果に基づき、保険診療による治療を行います。保険診療で即日検査・即日治療はできません。

*混合診療とは

疾病に対する一連の治療過程において、保険診療と保険外診療(いわゆる自由診療)を併せて行うことを指し、厚生労働省により禁止されています。

検査で陽性となった場合

即日検査は30分程度待てば結果が出ますので、陽性反応が出た場合には、すぐに治療を開始できます。

郵送検査や他の医療機関などで検査を受け、陽性となった場合でもすぐに治療を開始できます。(検査結果が分かるものをお持ちください)

上記以外にも自由診療で検査をした場合は、混合診療を防ぐため、自由診療のみ治療可能となります。

保険診療で検査陽性となった場合、保険診療による治療を行います。

視診で判断ができる場合

尖圭コンジローマは、陰部にイボができる病気です。医師による診察・視診で診断ができる場合が多いことが特徴です。

その他、梅毒やヘルペスですでに症状が出ている場合も、視診で診断ができる場合があります。その場合、すぐに治療を開始することが可能です。

当院では、尖圭コンジローマの治療や梅毒のステルイズ治療(即日治療終了可能な注射薬)は自由診療のみ対応しております。

自由診療で便利な医療体験を

自由診療では、検査結果やお薬のお渡しが非常にスムーズで、検査・診察・治療をワンストップで行うことができます。

自由診療で便利な医療体験

検査結果:通常検査の検査結果はメールでお伝えするため、治療が必要でなければ来院は不要です。

処方せんのお渡し:お薬を院内でお渡し(院内処方と言います)できるため、薬局に行かずにお薬を受け取ることができます。

匿名性:医療費のお知らせが届かず、家族などに知られずに検査や治療が可能です。偽名での受診も可能です。

保険診療の場合

検査結果:対面で医師から説明を受ける必要があり、ご来院いただく必要があります。

処方せんのお渡し:お薬は当院で発行する処方せんをお近くの薬局に持って行き、別途薬局に料金を支払う必要があります(院外処方と言います)。

匿名性:医療費のお知らせが職場や自宅に届きます。保険証提示が必須で、本名登録が必要です。

この記事を監修した医師

<医師 塩尻 大輔>
パーソナルヘルスクリニック院長、医学博士。
国立国際医療研究センター(東京都新宿区)とパーソナルヘルスクリニックにて、HIVやPrEPをはじめ、性感染症・性病検査に関する科学的根拠に基づいた正しい知識と、患者様の心に寄り添った医療を提供されています。
日本生まれですがアフリカのケニア育ちで、現地でも医師免許を取得しており、医療支援や教育支援等を実施されています。
当院でも非常勤医師として診療いただいております。