ジェンダー外来
当院では、長期持続型男性ホルモン(ネビド)のジェネリックを扱っております。
先発品と比べ価格は半額程度ですので、非常にお求めやすくなっております。ぜひご検討ください。
当院では、製剤を問わず、ホルモン療法に必要なすべての製剤の在庫がございます。
お困りの方は、当院のLINEにご連絡ください。
当院では、性別不合(GI:Gender Incongruence)の方に全人的なサポートができるようにジェンダー外来を行っております。
当院は、NPO法人関西GICネットワークや性別変更判定会議に参加しており、ネットワーク内の精神科・産婦人科などと連携を取りながら、「性別不合に関する診断と治療のガイドライン」に即した診療を行っております。
ジェンダー外来専門医師が診察を行い、適切なホルモン治療や今後の方針を患者様と相談することができますのでどうぞご安心ください。
日程によって、診察室内で患者様とジェンダー外来専門医師との対面診療になる日と、当院に患者様がご来院いただき、ジェンダー外来専門医師とのオンライン診療(診察室内でのビデオ通話)になる日がございます。
対面診療・オンライン診療(医師が遠隔で対応)のいずれでも、患者様にはご来院いただく必要がございます。
対面診療・オンライン診療のいずれでも、診察後、専門医の診察により、ホルモン治療が適切と判断した後、当日すぐにホルモン治療や検査などを行うことが可能です。
下記の日程で、初診のジェンダー外来を対面で受け付けております。
★のある日程は、池袋医師の外来日です。
【3月】18日(火)・19日(水)・20(木・祝)・21日(金)・22日(土)・25日(火)・26日(水)・28日(金)・29日(土)
【4月】2日(水)・4日(金)・5日(土)・6日(日)・7日(月)・9日(水)・14日(月)・16日(水)・18日(金)・★19日(土)・★20日(日)・21日(月)・23日(水)・25日(金)・26日(土)・27日(日)・28日(月)
ジェンダー外来に関するご質問がありましたら、当院の公式LINEからお問い合わせください。
ご覧になりたい項目を選択してください。
ジェンダー外来とは
当院で行うことのできる検査・治療は以下の通りです。
カウンセリング・ホルモン療法は自費診療のみです。
カウンセリング
性別違和がある方に対して、悩みを丁寧にお聞きし、治療や今後の流れについてお話をさせていただきます。
すでに治療中の方で、今後の治療などについて悩んでいる方の治療相談も承ります。
当院では、治療方針の相談は可能ですが、性別不合の診断はしておりません。
ホルモン療法
GI/GDの方への治療は、「ホルモンによる治療」と「ジェンダー関連の手術」があります。
当院では、十分な問診・診察を行いながら、安全にホルモン療法を行えるようサポートいたします。
「乳房切除術」や「性別適合手術」といった身体的治療をご希望された場合は可能な限りクリニックの選定を一緒に行い、紹介させていただきます。
トランスジェンダー男性(FTM)に対しては、男性ホルモン療法を行い、トランスジェンダー女性(MTF)に対しては、女性ホルモン療法を行います。
個人の判断でホルモン療法を行うことは危険ですので、必ずご相談ください。
ホルモン療法に伴う定期検査
ホルモン補充療法を開始すると、肝機能障害・腎機能障害、脂質異常症、糖尿病、多血症、血栓症、骨粗しょう症など様々な疾患を合併しやすくなります。
当院では、下記に関して検査を行うことが可能です。
肝機能や腎機能、脂質異常症、尿酸値検査、ホルモン値、などを調べます。検査結果をみて、必要に応じてホルモン投与量の調整を行います。
ホルモン療法に伴う合併症として血栓症のリスクがあります。
血液検査だけでなく、必要であれば下肢超音波検査や心エコー、頸部エコーを行い、脳梗塞や心筋梗塞の評価などを含めて包括的に診療を行うことができます。
ホルモン療法
ホルモン療法に関して、男性ホルモン・女性ホルモンそれぞれの選択肢や副作用をまとめます。
ホルモン療法の選択肢
(FTMホルモン療法)
薬の選択肢:
注射:短期持続型男性ホルモン(テストビロン)、長期持続型男性ホルモン(ネビドジェネリック)
塗り薬:グローミン、1UPフォーミュラ
主な適応:
男子性腺機能不全(類宦官症)、造精機能障害による男子不妊症、再生不良性貧血、骨髄線維症、腎性貧血
短期持続型男性ホルモン製剤であるテストビロンは、エナルモンデポー・テスチノンデポーと同じ成分です。
(MTFホルモン療法)
薬の選択肢:
注射:プロギノンデポー など
ジェル:ル・エストロジェル、ディビゲル
内服薬:プロギノバ
主な副作用:
無月経、月経周期異常(稀発月経・多発月経)、月経量異常(過少月経・過多月経)、月経困難症、機能性子宮出血、子宮発育不全症、卵巣欠落症状、更年期障害、不妊症
ホルモン療法に必要な検査
ホルモン療法中は、肝機能障害・腎機能障害、脂質異常症、糖尿病、多血症、血栓症、骨粗しょう症など様々な疾患を合併しやすくなります。
また、ホルモン量を定期的に計測する必要があります。許容量を超えたホルモン補充療法は、時に致死的な合併症を生むこともあります。
当院では、ホルモン補充療法を開始・継続する際には、採血とホルモン測定を行うことを推奨しております。
血算、肝機能、腎機能、電解質、尿酸、CK、TG、LDL、HDL、血糖、HbA1c
上記に加え、下記のホルモン検査を行うことができます。
卵巣摘出前:エストロゲン、テストステロン
卵巣摘出後:(エストロゲン)、テストステロン
上記に加え、下記のホルモン検査を行うことができます。
精巣摘出前:エストロゲン、テストステロン
精巣摘出後:エストロゲン、(テストステロン)
*年に1回プロラクチンを測定いたします。
ジェンダー外来は、基本的に自費診療のみ行なっておりますが、患者様の基礎疾患などに応じて、血液検査などを保険診療で行うことができる場合もあります。
詳しくは、医師にお問い合わせください。
費用・料金
ジェンダー外来は原則自費診療とさせていただきます。
自費診療の料金に関しては、以下の料金システムで算出いたします。
(料金)=(診察料)+(検査代)+(お薬代)
診察料
診察料は初診・再診によって、また、対面診療・オンライン診療かどうかによって異なります。
当院を保険診療・自費診療に関わらず、1度でも受診したことのある方は、再診の費用となります。
ご希望の診察日が対面診療、もしくは、ビデオ通話によるオンライン診療のどちらにあてはまるかは本ページ上部をご覧ください。
検査代
検査代は、次の通りです。
検査の種類 | 費用(税込) | 検査結果* |
---|---|---|
ホルモン療法採血セット | 3,000円 | 2〜3日後 |
テストステロン+エストロゲン | 2,000円 | 4〜5日後 |
テストステロン | 1,500円 | 4〜5日後 |
遊離テストステロン | 1,500円 | 4〜5日後 |
エストロゲン | 1,500円 | 4〜5日後 |
Dダイマー(血栓症リスクの評価) | 1,500円 | 2〜3日後 |
*検査結果の報告日数は、「検査開始日」からの目安となります。当日の夕方以降や日・祝・年末年始の検体は、翌営業日が「検査開始日」となります。自費診療の場合は、メールから確認可能です。
治療費
ホルモン療法の費用は、次の通りです。
当院では、長期持続型男性ホルモン(ネビド)のジェネリックを扱っております。
先発品と比べ価格は半額程度ですので、非常にお求めやすくなっております。ぜひご検討ください。
種類 | 製剤 | 費用(税込) |
---|---|---|
短期持続型男性ホルモン | テストビロン100mg | 2,500円 |
テストビロン250mg | 3,500円 | |
長期持続型男性ホルモン | ネビドジェネリック (Cernos injection) |
18,000円* |
ネビドジェネリック内服薬 (Cernos capsule) |
1箱:5,000円/30錠 3箱:14,000円/90錠 6箱:27,000円/180錠 |
|
男性ホルモンクリーム | グローミン (1%テストステロン皮膚外用剤) |
4,100円 |
1UPフォーミュラ (5%テストステロン皮膚外用剤) |
自費処方箋費用:2,200円 (+薬剤費用)** |
|
短期持続型女性ホルモン | プロギノンデポー10mg | 2,000円 |
プロギノンデポー20mg | 3,000円 | |
女性ホルモンジェル | ル・エストロジェル | 1本:4,300円 2本:6,200円 3本:8,100円 |
抗男性ホルモン製剤 (抗アンドロゲン剤) |
スピロノラクトン | 50mg:3,000円/30錠 100mg:6,000円/30錠 150mg:9,000円/30錠 200mg:12,000円/30錠 |
女性ホルモン製剤 | プロギノバ(2mg) | 4,000円/28錠 10,500円/84錠 18,000円/168錠 |
*ホルモン測定の費用が含まれています。
**1UPフォーミュラは、当院で自費処方箋費用2,200円(税込)をお支払いいただき、専門の薬局にて、薬剤費用を別途お支払いいただきます(約12,100円)。
短期持続型男性ホルモン製剤であるテストビロンは、エナルモンデポー・テスチノンデポーと同じ成分です。
診察の種類と流れ
初回の診察をご希望の方は、「ジェンダー外来(初診)」外来の診察日にご来院いただきます。
ジェンダー外来は、当院の他の科と同様、予約優先制とさせていただきます。
直接のご来院は、待ち時間が長くなることが想定されますので、事前にご予約および問診票のご記入をお願い致します。
予約
当院ホームページの「ジェンダー外来」からご予約をお願いします。
「ジェンダー外来(初診)」はジェンダー外来専門医師がすべての患者様を診察いたします。
当院のジェンダー外来は、初診に関しては「ジェンダー外来(初診)」の日程のみ受け付けております。
2回目以降のホルモン治療は、下記日程に限らず接種可能です。予約サイトの「ジェンダー外来(再診)」からご予約をお願い致します。
問診票の記入
予約完了後、予約完了メールの下に記載されているリンクをクリックし、問診票の記入を行なってください。
当日にご来院
当日、ご予約の時間にご来院ください。受付で番号をお渡しし、検査や会計などを含めて番号でお呼びいたします。
医師の問診・診察
問診票に基づき、適切なアドバイスや検査、治療を行います。
健康診断
当院はあらゆるジェンダーの方々に対して、健康診断を実施しております。
氏名・性別の表記などを含めて相談も可能ですので、どうぞご安心してお越しください。
当院の行っている健康診断は、次の通りです。健康診断の結果はメールで送らせていただきます。
診察料金を含めた金額ですので、表記の費用以外はかかりません。
お急ぎ便(1,100円)、結果の郵送(500円)、診断書作成(3,300円)は別途費用がかかります(すべて税込)。
費用:6,000円(税込、診察料込)
検診説明:労働安全衛生法で義務付けられた定期健康診断における必要最低限の定期健康診断です。39歳未満の方かつ20・25・30・35歳でない方向けの検診です。
所要時間:30分程度
検査内容:医師診察・身体測定・血液検査・尿検査・聴力検査・視力検査
検査結果:1週間以内にメールで送信(郵送も可)
雇入時健康診断
費用:10,000円(税込、診察料込)
検診説明:労働安全衛生法で義務付けられた定期健康診断です。胸部レントゲンが必要な方(40歳以上、または40歳未満でも20・25・30・35歳の方)はこちらを選択ください。
所要時間:45〜60分程度(胸部レントゲンは後日撮影になる場合がございます)
検査内容:医師診察・身体測定・血液検査・尿検査・聴力検査・視力検査・心電図・胸部レントゲン検査*
検査結果:胸部レントゲン撮影後、1週間以内にメールで送信(郵送も可)
費用:13,000円(税込、診察料込)
検診説明:労働安全衛生法で義務付けられた海外へ派遣前後の必要最低限の健康診断です。
所要時間:45〜60分程度(胸部レントゲンは後日撮影になる場合がございます)
検査内容:医師診察・身体測定・血液検査・尿検査・聴力検査・視力検査・心電図・胸部レントゲン検査*
検査結果:胸部レントゲン撮影後、1週間以内にメールで送信(郵送も可)
*当院提携のクリニック(徒歩2分程度)で撮影させていただきます。提携クリニックでのお支払いは一切ありません。
医師、産婦人科専門医、日本GI(性別不合)学会認定医。
いだてんクリニック・パーソナルヘルスクリニックでジェンダー外来を担当。2年間で約3000名以上のトランスジェンダーの診療を行っており、トランスジェンダーのヘルスケア・セクシュアルヘルスケアを専門的に行っている。