2月からジェンダー外来を拡充します!
ジェンダー外来初診枠を拡充します
当院では、性別不合(GI:Gender Incongruence)、性別違和(GD:Gender Dysphoria)、性同一性障害(GID:Gender Identity Disorder)の方に全人的なサポートができるようにジェンダー外来を行っております。
初診に関しては、ジェンダー外来専門医師・池袋真先生(性同一性障害(GID)学会認定医)の専門的な診察を行い、カウンセリングや今後のホルモン補充療法のスケジュールなどを患者様1人1人の状況に合わせてアドバイスを行っております。
この度、多くの患者様からお問い合わせがあり、2月より池袋医師の初診枠を医師がオンラインで対応することで拡充いたします。
日程によって、診察室内で患者様と池袋医師との対面診療になる日と、当院に患者様がご来院いただき、池袋医師とのオンライン診療(診察室内でのビデオ通話)になる日がございます。
池袋医師との対面診療・オンライン診療(池袋医師が遠隔で対応)のいずれでも、患者様にはご来院いただく必要がございます。
対面診療・オンライン診療のいずれでも、診察後、当日すぐにホルモン治療や検査などを行うことが可能です。
ビデオ通話によるオンライン診療の場合、下記のような初診料の割引があります。
通常:2,500円(税込)→1,500円(税込)
大学生以下:1,500円(税込)→500円(税込)
池袋医師に関する対面診療およびオンライン診療(患者様はいずれの場合も当院に来ていただく必要がございます)の日程は、下記ページからご覧いただけます。
ジェンダー外来のご予約はLINEまたは下記から行うことができます。
初診の方は、必ず「ジェンダー外来(初診)」を選択してください。
ジェンダー外来に関するご質問がありましたら、当院の公式LINEからお問い合わせください。
ご予約も公式LINEから行うことができます。
長期作用型男性ホルモンに内服薬が追加されました!
当院では、長期作用型男性ホルモン(ネビド)のジェネリック薬品を取り扱っております。
ネビドは、安全性や血中濃度が安定する薬剤ですが、1回あたり非常に高価(30,000〜35,000円程度)であり、金額的な問題で投与が難しい方が多くおられました。
当院では、上記の状況を鑑みて、必要な方に安価に提供できるよう、ネビドのジェネリック薬品(注射:Cernos injection)を10月に導入いたしました。
「ネビド」は、ドイツのシェーリング社で製造されている薬剤で、テストステロン不足によって引き起こされる男性更年期障害やGID(性同一性障害)の治療(ホルモン補充療法)に使用されます。
日本では未承認ですが、ヨーロッパやアメリカではすでに認可され使用されており、安全性の高い薬剤です。
費用:18,000円(税込)
製品名:Cernos injection(セルノス)
製造元:サンファーマ株式会社
・費用には、ホルモン測定の費用が含まれています。
・初診の方は2,500円(税込)、再診の方は1,000円(税込)別途かかります。
下記のような方は、短期作用型男性ホルモン製剤からネビドへの切り替え、あるいはネビド先発薬品からのネビドジェネリックへの変更をおすすめいたします。
・男性ホルモン補充療法のための病院受診の回数を減らしたい方や仕事の関係などで病院に通いづらい方
・短期製剤投与後に、イライラ感や情緒不安定などが起こる方
・男性ホルモン補充療法中のホルモン値を安定させ、生活習慣病や血栓症のリスクを管理したい方
・長期作用型男性ホルモン製剤に興味はあったが、値段の関係で打っていなかった方
さらに、2024年1月よりネビドのジェネリック内服薬(Cernos capsule)を導入いたしました。
ネビドジェネリックの内服薬(ウンデカン酸テストステロン内服薬)は、米国食品医薬品局(FDA:Food and Drug Administration)で承認されており(元ページはこちら)、男性ホルモン維持に有効で重大な副作用リスクの増加はみられなかった、と学術的に報告されています(元ページはこちら)。
費用:4,000円(税込)/30錠
製品名:Cernos Testosterone Undecanoate Soft Gelation Capsules
製造元:サンファーマ株式会社
有効成分:testosterone undecanoate/ウンデカン酸テストステロン 40mg/錠
・初診の方は2,500円(税込)、再診の方は1,000円(税込)別途かかります。
下記のような方は、ネビドジェネリックの内服薬をおすすめいたします。
・緊急用、あるいは仕事で注射を打てないなどに備えて、予備の男性ホルモン製剤として持っておきたい方
・高容量の男性ホルモン投与はしたくないが、男性ホルモン療法をしたい方(少しだけ男性寄りの変化を望んでいる方や、ゆっくりと男性化することを望んでいる方など)
・注射を定期的に打ちたくない方、あるいは飲み薬を中心にホルモン療法をしたい方
・地方在住など地理的な問題で、定期的に注射を打つことができない方
ホルモン補充療法を開始すると、肝機能障害・腎機能障害、脂質異常症、糖尿病、多血症、血栓症、骨粗しょう症など様々な疾患を合併しやすくなります。
当院では、ホルモン補充療法に伴う「ホルモン見守り診療」も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
ホルモン見守り診療に関しては、下記(池袋医師のブログ)でも解説されております。
抗男性ホルモン製剤のスピロノラクトンを導入しました!
当院では、1月から抗男性ホルモン製剤であるスピロノラクトンを導入いたしました。
スピロノラクトンは、長年高血圧治療に用いられていたお薬で、利尿効果があります。
一方、他の作用として男性ホルモン(アンドロゲン)の働きを抑える作用があり、ホルモン補充療法やにきび治療に対する効果があります。
・男性ホルモン値を下げたい方
・成人でニキビにお悩みの方、ニキビが成人してから始まった、もしくは悪化した方
・背中や胸など広範囲にわたるニキビがある方
・弱~中程度の多毛を伴う方
・保険のニキビ治療で効果が得られなかった方
・月経不順がある方 など
スピロノラクトンの副作用は下記のようなものがあります。
ホルモン補充療法やニキビ治療のいずれであっても、医師から適切な服用方法などを丁寧にご説明いたします。
電解質異常(特に高カリウム血症)・腎機能障害・低血圧・頻尿・生理不順・不正出血・乳房痛など
当院では、電解質異常や腎機能障害などのチェックを、定期的な血液検査で行い、安全に使用できるような工夫を行っております。
料金は、下記の通りです。用量は、患者様の状況により様々ですが、医師の診察で最適な量をご提案させていただきます。
規格 | 費用(税込) |
---|---|
50mg | 3,000円/30錠 |
100mg | 6,000円/30錠 |
150mg | 9,000円/30錠 |
200mg | 12,000円/30錠 |