性病予防薬(ドキシペップ)

梅毒・淋病・クラミジアは、予防できる性感染症です。

一方、これらの性感染症は、性器だけでなく、のどや肛門にも感染する可能性があります。特にのどや肛門は、感染していても症状がない方がほとんどで、性行為により人に移してしまうことになり、ピンポン感染を引き起こしてしまいます。

ドキシペップとは性行為後72時間以内にドキシサイクリン(ビブラマイシン)を200mg内服することにより、梅毒、淋病、クラミジアを予防する方法です。

遠方の方に対して、電話診療および配送サービスを承っております。

ドキシペップとは

ドキシペップの感染予防効果は、梅毒は87%、クラミジアは88%、淋病は55%と発表されました(2022年7月の国際エイズ学会)。

これらの性感染症は、陽性の方と性行為を行うと梅毒は30%程度、クラミジアや淋病は50%程度感染すると言われており、きわめて高い予防率と言え、世界的に注目されています。

当院では、ドキシペップに関して、専門医の診察のもと、リスクとベネフィットについて十分に説明を行い、処方を行っております。

ドキシペップの処方は、ガイドラインに準拠し、梅毒・淋菌・クラミジア(性器・のど・肛門の3箇所)を行い、当日お薬のお渡しが可能です。

当院では、エイズ治療研究開発センター(ACC)、当院提携クリニックであるパーソナルヘルスクリニック(東京)の協力のもと、性感染症に罹患するリスクの高い患者様に対して、ドキシペップを処方しております。

これらの情報を蓄積し、日本におけるドキシペップの有効性を検証し、新たな予防医療の形を構築、社会へ還元できる取り組みを行っております。

こんな人におすすめ

・以前に梅毒・淋病・クラミジアなど性感染症にかかったことのある方

・オーラルセックスを含む性行為を行っており、梅毒・淋病・クラミジアを予防したいと思っている方

・複数のセックスパートナーがいる方

・性風俗関係のお仕事をしている方(特別メニューのご用意もあります)

ドキシペップの費用

料金システム

(料金)=(診察料)+(検査代)+(お薬代)

・診察料:初診2,500円、再診1,000円(税込)

・ドキシペップの処方は、必ず医師の診察が必要です。

基本費用

費用

【検査代】

梅毒・淋菌・クラミジア(性器・のど・肛門3カ所):5,000円(税込)(通常20,000円)

他検査メニューとの併用などで、梅毒のみ、淋菌・クラミジアのみの検査をご希望の場合、下記の特別料金を適応させていただきます。

梅毒(定量検査):3,000円(税込)(通常5,000円)

淋菌・クラミジア(性器・のど・肛門3カ所):3,000円(税込)(通常20,000円)


【お薬代】

規格費用(税込)
2錠(1回分)900円
10錠(5回分)4,000円

検査が不要な方用の費用

1週間以内に梅毒・淋菌・クラミジア(淋菌・クラミジアは感染機会のあるすべての部位)を含むすべての検査を受けた方は、診察料とお薬代のみで処方することが可能です。

当院以外で受けた検査も対象です。定期検査3回セットを利用の方は、セットに梅毒・淋菌・クラミジア検査が含まれているため、検査した日に処方が可能です。

ドキシペップをお薬のみご希望の場合は、必ず検査結果が分かるものをご持参ください。(診察料が別途必要です)

ドキシペップを開始/継続する際は適切な検査を必ず受けてください。各種検査を実施しない施設での処方や検査を行わない個人輸入は、薬剤耐性のリスクがあり危険です。

ドキシペップ購入者限定オプション

当院では、ドキシペップを処方する方に対して、おりもの検査(腟カンジタ・トリコモナス・細菌性腟炎)を特別価格で提供しております。

Doxy限定オプション

おりもの検査(腟カンジタ・トリコモナス・細菌性腟炎):3,000円(通常4,500円)

避妊注射(デポプロベラ):8,000円/回*または22,000円/3回*(通常9,000円/回または25,000円/3回)

*PrEP/ドキシペップ/腟カンジダ予防薬のいずれかを当院で購入している方は特別料金で提供可能です。

ドキシペップの服用方法

ドキシペップを始めるには

ドキシペップを開始する際、ガイドラインで初回時に梅毒・淋菌・クラミジア(淋菌・クラミジアは感染機会のあるすべての部位)の検査をすることが義務付けられています。(詳細はこちらをご覧ください)

当院では、ドキシペップを開始いただく方には、梅毒定量検査と、淋菌・クラミジア検査(PCR検査、性器・のど・肛門3カ所)を実施しております。

ドキシペップを開始/継続する際は適切な検査を必ず受けてください。各種検査を実施しない施設での処方や検査を行わない個人輸入は、薬剤耐性のリスクがあり危険です。

梅毒・淋菌・クラミジアに感染している場合

既に陽性の項目に対して、ドキシペップは効果がありません。

治療方法なども含めて、医師にお尋ねください。

ドキシペップの服用方法

ドキシペップは、性行為後72時間以内にビブラマイシンを200mg(2錠)お薬を服用する方法です。

淋病・クラミジアは、性行為後24時間以内にPCR検査で菌を同定できてしまうため、当院では24時間以内に服用することをおすすめしています。

服用の仕方でわからない点がある場合は、医師に必ずお問い合わせください。

淋病予防の選択肢

淋病を予防できる淋菌ワクチンをドキシペップと併用することで、今まで予防が難しかった淋菌に対してより高い予防効果があると報告されています。

例えば、以前に淋病に患ったことのある人や、淋病治療薬にアレルギーがある方、感染機会の多い方などにおすすめです。

副作用と薬剤耐性

ドキシペップの副作用

ドキシペップで使用する薬は、ニキビ治療など、性感染症の治療以外でも用いられる一般的な抗生物質です。

他の抗菌剤と同様、下痢、吐き気などの副作用が起きることがあります。

主な副作用

吐き気、下痢など

・吐き気は、食事の後に服用することで避けることができます。

・下痢は、内服開始に伴い症状が現れる場合がありますが、飲み続けていると軽減してきます。

下記の方は、ドキシペップの使用はできないため、医師の診察時にお伝えください。

下記の方は使用できません

・妊活中、妊娠中、授乳中の方

・日光過敏症の人

・テトラサイクリン系のアレルギーがある人

ドキシペップと薬剤耐性

梅毒・淋病・クラミジアにすでに感染しているにも関わらず、ドキシペップを服用してしまうと、治療時に菌が耐性化(薬が効かない細菌になってしまうこと)してしまい、治療時に患者様の不利益につながります。

梅毒・淋病・クラミジアは、性器だけでなく、のどや肛門にも感染する可能性があり、感染していても症状がない方が多いことに注意が必要です。

これらの薬剤耐性を起こさないために、当院では、ドキシペップを始めるすべての方に淋病・クラミジア・梅毒の検査を特別価格で受けていただいています

当院では、淋病・クラミジア・梅毒の陰性を初回だけでなく、しっかりと定期的に確認しながら使用できるよう、専門的な診察でフォローすることができます。

処方の流れ

ドキシペップの処方は、ご来院からお会計まで含めて30分程度です。

step1

来院

当院ホームページまたは公式LINEから予約をお願いします。Web問診を事前に回答いただけると、来院後、スムーズに診察可能です。

*予約なしでご来院頂いても受診できますが、お待ちいただくことがあります。受付で「ドキシペップ希望」とお伝えください。

step2

検査

処方に必要な検査を行います。

ご希望の方は、検査の前に医師の診察を行うことも可能です。

step3

医師の診察

初診では、ドキシペップの適応や服用のスケジュールなどを医師と相談します。

step4

結果説明

迅速検査がある場合、結果を説明いたします。迅速検査がない場合、結果はメールでお返しいたします。

step5

ドキシペップの処方

会計時に受付で薬をお渡ししますので、内服を開始してください。

2回目以降内服を継続する場合、来院後上記の検査と医師の診察を受けていただき、問題なければ続けて処方が可能です。

よくある質問

薬を定期的に飲んでいても体に害はないですか?

ビブラマイシンは一般的な抗生剤ですので、安全性は確立されたものです。ただし、長期的に服用すると、わずかに下痢やカンジダ症になりやすいなどの報告もあるため、医師との診察の中でこれらを確認しながら服用することが重要です。

菌の耐性化は問題ないのですか?

梅毒・淋病・クラミジアの検査を行わずに、予防薬を服用してしまうと、菌の耐性化の問題が発生すると考えられます。当院では、処方時に必ず検査を行っているため、これらの耐性化についても安全に使用することができます。

予防薬の処方には、毎回検査が必要ですか?

上記の耐性化の問題は、患者様の不利益につながりますので、必ず検査を受けていただいております。ただし、1週間以内の梅毒・淋菌・クラミジアの検査結果がある場合、検査不要としています。

処方には必ず医師の診察が必要ですか?

はい、薬の処方には必ず医師の処方が必要です。

お薬の保管はどのようにしたらよいのでしょうか?

お薬は室温で保管してください。冷蔵庫や高温になる車内などに置かないよう注意してください。

当院では他にも性感染症の検査・治療・予防を提供しております。