淋菌ワクチン
淋病(淋菌感染症)は、クラミジア感染症と並んで感染者数の多い性感染症で、国内では淋菌感染症が増加傾向です。
性器だけでなく咽頭(のど)や肛門にも感染し、特に咽頭や肛門の感染は無症状であることが多く、感染者との性行為を行った場合、1回で最大50%程度の確率で感染するため、コンドームの使用だけでは予防しづらい感染症でもあります。
当院では、淋菌ワクチンや性病予防薬(ドキシペップ)による包括的な淋菌感染症の予防を行うことができます。
遠方の方に対して、電話診療および配送サービスを承っております。
淋菌ワクチン(髄膜炎菌B型ワクチン)とは
髄膜炎菌B型ワクチンは髄膜炎(脳や脊髄をおおう膜に炎症が起きる病気)を予防するワクチンとして使用されていました。
髄膜炎菌B型と淋菌は莢膜という細胞の外側にある膜状の構造物が似ており、淋病の予防ワクチンとして利用できる可能性が考えられていました。
2004年頃から開発の動きが進み、近年フランスの研究チームにより、髄膜炎菌B型ワクチンにより淋病を51%予防できると報告しました。
淋病の治療薬にアレルギーがある方は、淋病に感染すると治療が難しく、ワクチンによる予防が大切です。
こんな人におすすめ
・以前に淋病や他の性感染症にかかったことのある方
・淋病治療の第一選択薬(セフトリアキソン)にアレルギーのある方
・複数のセックスパートナーがいる方
・CSW(風俗業界、AV業界等で働く方)の方など、特に感染機会の多い方
ワクチンによる重篤な副作用は報告されませんでしたが、下記のような副反応が起こると報告されています。
10%以上:接種部位の痛みや腫れ、倦怠感、頭痛
1~9%:嘔気、発熱
費用
料金は、下記の通りです。2回接種により、淋病の予防効果が期待できます。
費用:1回あたり26,000円(税込)
接種回数:2回
スケジュール:初回、1ヶ月後
ドキシペップと併用することで、淋菌に対してより高い予防効果が得られると考えられています。
当院で淋菌ワクチンを接種された方は、初回・2回目接種時に淋菌・クラミジア(性器・のど・肛門3カ所)を無料で検査可能です。(通常20,000円相当)
また、初回の接種日から1年間、接種時以外でも、淋菌・クラミジア(性器・のど・肛門3カ所)を3,000円(税込)で検査可能です。
本検査は、自由診療(保険外診療)のみ対応可能です。厚生労働省の混合診療禁止の原則に基づき、治療時も自由診療となることをご理解ください。
診察の流れ
当院でのワクチン接種のための診察の流れは以下の通りです。
医師の問診と診察
医師と相談の上、ワクチン接種可否を検討します。
ワクチン接種・会計
ワクチン接種を行い、会計を行います。初回は、診察費用がかかりますが、2回目以降は診察なしでワクチン接種が可能です(診察費用も不要です) 。
性病予防薬(ドキシペップ)との併用
淋菌感染症の予防は、性病予防薬(ドキシペップ)とワクチンの併用が有効です。
▶厚生労働省エイズ動向委員会 令和4(2022)年エイズ発生動向年報
▶Luetkemeyer AF, Donnell D, Dombrowski JC, et al. N Engl J Med. 2023
▶日本性感染症学会「性感染症診断・治療ガイドライン 2020」
当院では他にも性感染症の検査・治療・予防を提供しております。